プチいたずら2

高知県大月町 西泊〜高知市内

 ある年の4月の事でした。

 A君は大月町西泊にのんびり釣行に出かけました。

 カムトという磯に上がりグレや石鯛を釣りニコニコですが、こうなると人間欲が出るもので型に不満がありました。お昼頃ウキが消し込みあわせると待望の強い引き!これはでかい!と5分かけて取り込んだのは57cmのキツ!A君はガックリと肩を落としましたが、再び彼の胸中にはある計画がふつふつと燃え上がっていたのです!!

 釣りを終え高知市内まで約3時間半。A君はニヤニヤしながら車を運転。彼は釣友のB君の住むアパートにこっそり立ち寄ったみたいです。そしてすぐ家に帰りました。

「今日のところはこれくらいでカンベンしてやる…。フフフ」とつぶやきながら。

 その30分後、B君の携帯が鳴りました。A君からのメールです。

  メール{玄関を開けて外を見なさい!}

 B君は玄関のドアをあけてキョロキョロしてみましたが、なにも変わりはないようです。その直後、B君の目が下を向いた時です!

 「ヒー!!!」

足元には57cmのキツがゴロンと横たわっていました。ババをたれながら!

B君は心臓が止まりそうになりながらも気を取り直し、A君の事だから駐車場のどこかに隠れ、この様子を見て笑っているに違いないと思い、「オーイ!A!隠れているのは分かっちゅう!早くでてきなさーい!」

「オイ!A出て来いって〜……。」

「むだな抵抗はやめなさい!」「どこ?」

などと一人で暗い駐車場に向かって叫んでいたようです。知らない人が見ると完全にアブナイ人ですね。

 結局、翌日が生ゴミの日では無かったので、そのキツはA君夫婦は食べたようです。

ちなみにあまり美味しくなかったらしい。